【第1弾】長岡の筍、乙訓の竹林を世界遺産に

春分の日が近い、昼さがり。母親の暮らす実家をでて、ぶらり。

JR長岡京駅(むかしの、神足駅)の前の広場で、市民のイベント。

「竹馬」を、小学生と思われる姉妹が、すんなり乗って、歩いていた。すごい。その先では「手づくりの竹コプター」を、売っていた。

思えば半世紀前、この町に越してきた、幼稚園児のボク。様々な「竹」の体験をした。

春になると、パン屋さんで「朝掘りのたけのこ」を売っていた。

小学2年生の頃、友だちの向かいのおじさんが、古墳の丘で「2本の竹」を切って、竹馬を、ちょいちょいと作り、乗り方を教えてくれた。

大股で歩けるようになる前に「家に帰ろか」という時間になり、竹馬は、友人のものに、なった。

家に帰って、寝転んで天井をみつめ、泣いた。それほど、竹馬を乗りこなすことは「ヒーロー」だった。

そういう体験を「令和の少年少女」に、語りたいものだ。

駅から、JRに乗って10分。京都駅に着いた。

気温20度の陽気。中国語があふれ、半ズボンの西洋人や、足の長い日本人のカップルが、かっぽしていた。

地下鉄に乗ろうと地下街におりると、広場で「スマホ乗り換えキャンペーン」をしていた。「20円安く」なるらしい。

地下鉄の中も、大混雑。

入り口近くに立つ「ヤングなギャル」は、どこかの国でつくられたと思われる「美人になると結婚できる動画」を、スマホで、みていた。

すぐ横の壁には、ガス会社系不動産会社が開発した新築マンションの広告。「数千万円の新物件、竣工。都くらしを」と売り文句が、おどっている。

ちょっと、思った。

JRを少しだけ「戻れば」・・在原業平(ありわらのなりひら)が母・伊都内親王(いとないしんのう)と歌を詠みあった、竹藪が、まだあるよ。

プライスレスな、体験ができるよ。

それこそが、国連に世界農業遺産とか、無形文化財とか認定される、ことだよ。

「逢坂山(あふさかやま)」をこえた先の、琵琶湖に、えっへんといえる、ことだよ。

「春よこい」な醍醐味を、体験したい。

もうすぐ、「ええ味」が体感できる、季節がやってくる! 

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