異次元気候変動に翻弄される現代、世界中で枯渇し、
一方日本にだけはふんだんにある「清冽な飲める水」。その価値に気づき、活かし、大切にする世の中をつくりたい!
水のある暮らし、その豊かさを実感し、
若い世代がいきいきと命をつなぐ時代を築きたい!
そんな未来を見せる映像作品を、お届けしたいと思います。
是非、ご賛同ください。


2025年4月 介塾代表 井上恭介
現代に生きる我々にとって、豊かであるとはどういうことか。未来に安心して命をつなぐために何が必要なのか。つまるところ、それはマネーでもITでもAIでもなく、“水”に尽きるのではないか。
今や世界中で枯渇し、一方日本では当たり前の「清冽な飲める水」。その価値に気づき、活かすことができれば、今の閉塞状況を打ち破る道は拓けるのではないか。“旧態依然の常識にがんじがらめの経済・社会”を問い直し、転換しようとする機運が、静かな高まりをみせている。
ギャラクシー賞報道活動部門で大賞を受賞したNHK広島放送局のシリーズ番組『里山資本主義』、そして「新書大賞2014」を受賞した『里山資本主義-日本経済は「安心の原理」で動く』の刊行から10年余り。行き過ぎた資本主義に警鐘を鳴らし、新たな社会モデルを追究し続けてきた作家・映像作家の介塾・井上恭介がその問題意識をさらに展開。“水という未活用資源”を切り口に新たな社会像を提示すべく上梓した『ウルトラウォーター SATOYAMA CAPITALISM 2030』(プレジデント社)は、ささやかながら確実に、そうしたムーブメントを牽引するプレーヤーやその予備軍の“参考書”としての地位を築きつつある。
そして今、既存の放送番組やSNS動画とは一線を画す“見応え”が得られるドキュメンタリーを求める向きに、さらには異次元気候変動や食料・エネルギーの高騰に翻弄される現代の課題に立ち向かう企業や地域社会のために、執筆と並行して撮影してきた映像をオリジナル作品化し、サイト上で公開していくことにした。映像作品に出てくるのは、本では「文章」で描かれる人物や事象。ナマの言葉や息遣い、百聞は一見に如かずのリアルを見せていく。オンゴーイングな事象、進化を続けるテーマでは最新成果を作品化。日本各地の清らかな水辺を訪ね歩き、経済成長一辺倒になってしまった人々に「縄文へ帰れ!」と訴えた芸術家・岡本太郎や民俗学者・宮本常一など、里山・里海・里川の思想の源流をなす珠玉の言葉やアートも登場する。「水の国ジパング」を支える歴史や多様性に富んだ文化、景観や環境、農林水産業や食にかかわる様々な主体が一歩先を見すえて考察・行動していく“道標”となるはずだ。
さらに、映像作品は地域の高校・中学などの教育機関に教材として無償で提供し、未来を担う若い世代に見せていく。ゆくゆくは、時代を映し現代人が追い求めるべき未来像を提示する映像作品群を、企業や地域の希望に応えるカタチで、映像作品の上映会と講演、テキスト本の講読を組み合わせたワークショップ・シンポジウムも提案していきたいと考えている。
掲げるテーマは、日本人にとって一番身近で豊かな“水という資源”の眠った価値を再評価し、先頭をきって未来創造していく「水の世紀・ウルトラウォーター」。
人類の未来を決定づけるとされる「2030年の分岐点」まであと5年。この呼びかけは、ウルトラウォーターを合言葉に未来開拓を目指す“チーム結成ののろし”でもある。新たな一歩を踏み出そうとする第1弾・映像作品へのご賛同、募金によるご支援を、募らせていただく。
いただいた募金は、次なる映像作品を世に送り出す原資となる。待ったなしの未来開拓、社会変革に資すると信じるテーマを映像作品化するため、よりアグレッシブに日本や世界をかけまわろうとする私に、みなさまの募金のバックアップは欠かせない。
※募金は1000円~ 5万円以上の企業や団体等は作品の最後にお名前を明記します。
※資金提供者には、振り込みを確認後、映像配信のパスワードを通知(配信開始)。
希望に応じて介塾発行の領収書を送付します。
◆配信開始 2025年5月初旬 大阪・関西万博開催の熱気の中で
第1弾「奥入瀬の知られざる岡本太郎巨大アート・万博と原爆の2025年に」(15分)
◆NHKスペシャルなど数々の話題作を制作してきた作家・映像作家の介塾・井上恭介と、それを長年支えてきた熟練のスタッフ陣。オリジナル音楽はS.E.N.S.が提供。
◆撮影快調!映像作品化の準備が進むラインナップ
第2弾「瀬戸内α波~現代の若き海賊・高校生の溌剌が島を変える」(120分/2025年秋)
第3弾「平安の太鼓踊り・六歳念仏 新時代への躍動~京都人の未来開拓・子ども教育の最前線~」(120分/2026年1月)
さらには―
・大阪関西万博に被爆アートを出展する動きの独占取材、岡本太郎アートとの共鳴を追う作品
(2025年8~9月を目指す)
・世界農業遺産登録で「里湖」を世界に発信する琵琶湖、「里川」を体現する長良川の圧倒的な豊かさと気候変動との闘いの記録
(2026年~2027年)
・世界遺産を目指す京都・長岡の「京筍と竹林」の魅力と最新の動きの映像記録
(2026年6月を目途に)
第1弾の映像作品として「岡本太郎巨大アートがウルトラウォーターの時代を予言する」をテーマに、最高の仲間の協力のもと、15分のドキュメンタリーをつくりあげました。去る3月17日、瀬戸内海に浮かぶ山口・周防大島高校での特別講演で、全生徒にみてもらいました。
1月には「三千年の未来会議」を主宰し、破格の経済社会改革を牽引する元環境事務次官・中井徳太郎さんや日本の淡水生物の図鑑用写真のほとんどを撮った水中写真家・内山りゅうさんたちへの上映会も行い、次世代に是非みてもらいたい作品との評をいただきました。
今後も随時、全国の高校、中学、小学校など連携して若い世代向けの上映会・ワークショップ等を行い、映像と音声によるダイレクトなメッセージを伝えていきたいと考えています。